オーディオ機器でのソース・フォロア回路のひずみ




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■解答


(c)の回路

 ソース・フォロア回路では,ソース端子の電圧は,ゲート端子の電圧から,ジャンクション・FETのゲート・ソース間電圧を引いたものになります.信号を加えたときに,ジャンクション・FETのゲート・ソース間電圧が非線形に変化すると,ソース端子の電圧は,ゲート端子の電圧を正確に追従できず,ひずみが発生します.
 ジャンクション・FETのゲート・ソース間電圧は,ドレイン電流によって変化します.図1の(a)~(d)の中で,信号を加えたときに,ジャンクション・FETのドレイン電流が変化しないのは(c)だけです.そのため,全高調波ひずみ率が最も小さいのは(c)になります.





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