インターフェース通信 2022年01月号
特集「ステレオ画像の画像処理」【立ち読み版】

■特集案内

※画像をクリックしてください.さらに詳細な目次をご覧いただけます.

 Interface2022年1月号の特集は「ステレオ画像の画像処理」です.特集では,安価なVRグラスとスマホを組み合わせ,立体視できる画像処理を解説します.第1部では,画像処理の準備を解説します.第2部は,75の画像処理プログラミングを解説します.全てのプログラムはダウンロードができ,全ての入力と出力の画像はWeb上のサンプル画像で確認できます.さらに,特設では,特集のステレオ画像を撮影できる2眼カメラの製作も解説します.
 


 1月号には,別冊付録として,コンピュータの役立つ情報をまとめた「Interface コンピュータ手帳2022」が付いています.


 イントロダクション:高機能なスマホの普及,安価なVRゴーグルの登場により,誰もが立体的なVR映像を楽しめる時代になりました.特集では,ネットで買える800円ほどのVRゴーグルまたは100円ショップのレンズで作ったVRゴーグルとスマホを組み合わせて,画像処理の世界を深掘りしていきます.



 おしらせ:特集では75の画像処理アルゴリズム,プログラムを解説します.各項目における画像処理前後の画像=入力画像/出力画像については,本誌ウェブ・ページ(サンプル)に掲載してあります.画像はビットマップで掲載してあるので,ダウンロードして,自身で画像処理を試せます.
 プロローグ:本企画ではスレテオ画像とハイパス・フィルタを手掛かりに,漫画家の大和ケイスケ先生が立体漫画作成に挑戦します.



 Appendix 1:VRゴーグルやVRメガネなど,3D立体視そのものを目的とした商品もありますが,100円ショップで購入できる虫めがねや老眼鏡など身近なもので3D画像を立体視できるかどうか試してみました.
 1部 1章:特集ではステレオ画像に対して画像処理を施しています.



 1部 2章:ここでは,画像処理プログラムを行う上で必要となる環境構築について説明します.本処理ではVisual Studio 2017とOpenCV 3.4を利用しています.
 1部 3章:「フレーム切り出し処理」は,ステレオ動画から任意の瞬間を1枚の静止画像として切り出して保存する処理です.



 2部 1章:カラー画像はR(赤)G(緑)B(青)の3色の光が,さまざまな強さで混合することで表現されます.例えば全てが同じ強さで光れば白色になり,Bが強ければ青っぽく,GとR が強ければ黄色っぽくなります.
 2部 2章:セピア・カラー処理とは,画像を淡い褐色に変換する処理です.そもそもセピアとは,コウイカを意味する用語でしたが,後にインクとして用いられるイカスミを指す言葉となりました.



 2部 3章:2値化処理は,濃淡画像を白黒画像に変換します.この処理は画像からの領域抽出や画像伝送時に情報量を節約することを主な目的として使われます.
 2部 4章:平均値フィルタは,画像をピンボケのようにぼかす処理です.画像中の詳細さを消去したり,ノイズを低減したり,ギザギザと角ばった輪郭を滑らかにする効果があります.



 2部 5章:ハイパス・フィルタとは,画像の高周波成分を抽出するフィルタのことを言います.画像の高周波成分とは,輪郭(エッジ)や模様(テクスチャ)のことです.
 2部 6章:ダイレーション(膨張処理)とは,モルフォロジー演算における基本処理であり,もう1つの基本処理であるエロージョン(収縮処理)と組み合わせることで多彩な処理が実現できます.



 2部 7章:実写画像と手描き画像の違いは何でしょうか.大きな要素を1つ挙げるなら,色のバリエーションがあります.サンプル画像
 2部 8章:ハーフトーニングとは,白と黒の粗密を調整することで,さまざまな中間色を疑似的に表現する方法です.



 2部 9章:左右個別処理は,ステレオ画像の左右に別々の処理を適用する処理です.立体感は左右の視差によって得られる情報なので,画像の片側を処理したり,あるいは個別に処理をして変化を確かめることで,立体感への理解をより深めることができるでしょう.



■次号予告





※画像をクリックしてください.「Interfaceオフ会」のページに移ります.


■見逃しインターフェース

 Interface2021年8月号は32ページ増で迫る「ラズパイのマイコンPico 攻略本」大特集となります.ラズベリー・パイPicoは,2021年1月21日にラズベリーパイ財団より,発表があった,マイコン・ボードです.特集では,このPicoの基礎知識から,プログラマブルI/O,USB機能,リアルタイムOS,人工知能,開発事例などさまざまな角度から解説します.また,特設でも,Pico開発のためのMicroPythonについて紹介します.

■Interface バックナンバー

ラズパイのマイコンPico 攻略本
IoTプロトタイプ製作入門
打ちながら覚えるPython文法
Pythonで無線信号処理
Amazon×マイコン FreeRTOS入門
Pythonで信号処理 時系列データ解析編
作るOS・言語・コンパイラ 低レイヤ入門
Jetson/ラズパイ/PCで自習 Python画像処理100
5G時代! 無線モジュール規格別プログラム集
ESP32で画像処理プログラム100
AIチップ図鑑&実力大研究
最新ラズパイ4のハード&OS大研究
マイコン人工知能で測る
AI時代の画像処理教科書
科学計算とPythonの研究
C/C++後継 モダン言語の研究
映像ソーシャル時代 マイクロIoTカメラ
飛行・走行・航行 ドローン&ロボ制御
組み込みコンピュータ技術512
定番 ESP32マイコン技術百科
注目オープンソース RISC-Vマイコン
水・海洋IoTセンシング&カメラ実験研究
プログラミング学習の研究
農業&自然センシング大研究
AIモダン計測制御の研究


■Interface関連リンク先
(1) Interfaceホームページ
(2) Interface(CQ出版)twitter
(3) Interface オフ会のページ
(4) Interface facebook
(5) インターフェース通信【立ち読み版】まとめ
(6) Interface バックナンバー

Interface 表紙

CQ出版社オフィシャルウェブサイトはこちらからどうぞ

CQ出版の雑誌・書籍のご購入は、ウェブショップで!


CQ出版社 新刊情報


近日発売

CQ ham radio 2025年 1月号

2025年のアマチュア無線

トランジスタ技術 2025年 1月号

注目のロボット センサ&走行制御!

TECH I シリーズ

マイクロプロセッサ・アーキテクチャ教科書

Interface 2025年 1月号

数学&図解でディープ・ラーニング

別冊CQ ham radio QEX Japan No.53

巻頭企画 ハムのArduino活用の勧め