インターフェース通信 2021年10月号
特集「3Dプリンタ&メカ設計入門」【立ち読み版】
Interface2021年10月号の特集は「3Dプリンタ&メカ設計入門」になります.特集は3部構成で,オリジナル・ケースが造形できるようになっています.第1部は,プログラミングでメカ設計を行う「Pythonで3Dモデリング」.第2部は,3Dデータを実際に造形する「3Dプリンタ入門」.第3部は,3D CADで設計する「~ないものは自分で作る~メカ設計入門」となっています.また,特集2では,Arduino用C++ライブラリを改造して,Pico用MicroPythonの拡張モジュールに作り替えたりする「Pico達人への道 C/C++でMicroPython拡張」を紹介します.
皆さんや皆さんのチームでは,プログラミングをしたり,電気電子回路を作ったりしていると思います.試作がうまくいき,基板やセンサ,カメラ,スイッチ,小型表示器をケースに入れて製品化する段階になってくると,どんなケースに入れようかと悩むことがあるでしょう.
PythonとSolidPythonを使って,3D CADであるOpenSCAD向けのスクリプトを生成します.OpenSCADではスクリプトを実行し,3Dモデルを作ります.
少し実用的なものとしてラズベリー・パイPico(以降,Pico)のケースを作ります.Picoの外形寸法は,ラズベリーパイ財団のホームページで確認できます.穴の位置や外形寸法を確認して,いざ
モデリングしてみましょう.
特集第2部では,3Dプリンタで造形した品の実用例として,キーボードを作ることを想定しています.そこで本章では,キースイッチにはめ込んで利用するキーキャップを作ります.キーキャップはキーボードのスイッチを覆うプラスチックのカバーのことです.
世界に1つだけの電子回路やデバイス作りには,世界に1つだけの入れ物が必要です.むしろ入れ物によって完成すると言ってもよいかもしれません.世界に1つだけの入れ物なので,1つだけ作れる道具がちょうど良いわけです.3Dプリンタがうってつけの道具となります.
3Dプリンタは,プリント方式によって造形しやすい/しづらい形状があります.今回は前章で紹介したFFF方式で造形しやすい形状と造形しづらい形状を紹介します.
メカ設計には3D CADが欠かせません.ここでは3D CAD を選択する際に注目すべき点について解説します.
作成した3Dモデルからラスベリー・パイ・カメラのケースを製作します.製作したものは,軒下で野良猫を監視し,AI認識によって撮影を行えるカメラ・ユニットで,写真に示す材料を使って製作
しました.
■次号予告
■見逃しインターフェース
Interface2021年5月号の特集は「Pythonで無線信号処理」となります.特集では,無線の基礎知識から,ディジタル/アナログ変復調,最新OFDMまでを解説し,実装をPythonで行います.さらに,特設では,FM変調波の送信と受信を実機を使って実験し,ソフトウェア・ラジオ作りを体験します.
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■Interface バックナンバー
Pythonで無線信号処理
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