インターフェース通信 2021年7月号
特集「IoTプロトタイプ製作入門」【立ち読み版】
Interface2021年7月号の特集は,LED・センサ・モータで始める「IoTプロトタイプ製作入門」となります.特集では,マイコンを使用したプロトタイプの製作に,なぜ抵抗やコンデンサが必要なのかから解説します.紹介する回路は,Lチカから始まり,センサの信号を見える化,増幅,ノイズ除去など11回路です.また,プロトタイプ製作に必要な,電子部品やブレッドボード,オシロスコープ,回路シミュレータの解説も行います.
さらに,7月号は,IoT時代に使う代表的なセンサ(全37個)を解説した,別冊付録「IoTセンサ図鑑2021年版」も付属されます. |
マイコンのプログラムを確認するとき,誰もが一度は行うのは,LEDを点滅させる「Lチカ」だと思います.ここでは,そんな基本中の基本であるLEDを点灯させる回路について考えてみます.
部屋の温度に応じて,LEDの色が変わる…そんなアイテムを作ってみましょう.一定の温度になると作動するものは世の中にたくさんあります.電気ポット,温水器など多くはセンサとリレーの組み合わせですが,機構だけのサーモスタットも電気こたつなどに使われ,健在です.
本章では,温度,湿度センサをマイコンにつなぎ,インターネットにより,測定結果をクラウドに送って,グラフ化し,結果をPCやスマートフォンにお知らせするシステムを作りましょう.
ここでは,マイコンに小型のLCDを接続して,センサの測定結果を表示してみましょう.超音波を使った距離センサの値をキャラクタ型のLCDに表示する回路を解説します.
マイコンを使用して何か動きのある物を作る場合,モータを使用することになります.ここではマイコンでモータをコントロールする方法とプロトタイプの製作について解説します.
世の中にはさまざまなセンサがあり,モジュール化されたものは,I2Cなどを経由して簡単に情報を取り出すことができます.しかし,アナログ出力のセンサから情報を取り出す場合,センサの信号は非常に小さいことが多いため,信号を増幅する必要があります.
ここでは,2021年1月に発売されたばかりのマイコン・ボード「ラズベリー・パイPico」を使ったIoT機器作りを解説します.本稿は「プロトタイプ」をテーマとしており,完成品ではなくモノづくりの過程に焦点を当てています.
この記事は,YouTuberのボーノさんとのコラボ記事となります.コラボ動画もぜひご覧ください.
IoTは,センサなどで情報を計測したり,モノをネットにつないで制御したりするという点で,半分はハードウェアです.そして,そこには必ず電気,電子の回路というものが関係します.
プロトタイプの製作に合う回路設計ソフトウェアが,Fritzing(フリッツィング)です.Fritzingはブレッドボードの実体配線図が作成できる回路設計ソフトウェアです.
■次号予告
■見逃しインターフェース
インターフェース2021年2月号の特集は「作るOS・言語・コンパイラ 低レイヤ入門」となります.特集は,「低レイヤ入門」,「コンパイラ入門」,「Pythonでコンパイラ作り」,「OS入門」,「リアルタイムOS自作入門」,「仮想コンピュータ環境を提供するハイパーバイザ入門」,「Arm & RISC-Vアセンブリ言語入門」と7日間で低レイヤを学べる入門書となっています. |
■Interface バックナンバー
作るOS・言語・コンパイラ 低レイヤ入門
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組み込みコンピュータ技術512
定番 ESP32マイコン技術百科
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あなたの知らないモダンOSの世界【事典付き】
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