インターフェース通信 2021年6月号 <br>特集「打ちながら覚えるPython文法」【立ち読み版】

インターフェース通信 2021年6月号
特集「打ちながら覚えるPython文法」【立ち読み版】

■特集案内

　Interface2021年6月号の特集は「打ちながら覚えるPython文法」となります．特集では，Google Colaboratoryを使用して，Pythonのさまざまなプログラムを打ち込みながら文法が習得できます．また，特設では，ゲーム「Minecraft」でPythonを楽しく学習する方法も紹介いたします．さらに，第2特集は，C/C++でPythonのライブラリを制作し，My拡張モジュールを作る「C/C++でPython拡張」を増ページで掲載します！

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　ここ数年，Pythonはコンピュータ言語の中で高い関心を集めてきました．従来のアプリケーション開発，クラウド・サービス利用などのほかにロボティック・プロセス・オートメーション（RPA）ツールとして作業の自動化に利用されることも多くなってきました．

　Pythonプログラムの実行環境はいろいろあります．多少出力されるメッセージに差はありますが，どの方法でも特集のサンプル・コードを試せます．
　PCにPythonをインストールしたり，特に環境を用意したりしなくてもウェブ・ブラウザさえ使えれば，Pythonプログラムを実行できる，Google Colaboratoryというウェブ・サイトがあります．

　変数に入れる値には整数や少数付きの値，文字列などがあります（前章）．これらの種類を型と言います．例えば，変数に整数を入れた場合は，その変数の型は「整数型」ということになります．
　第2章では，その変数型の変換をする関数の説明をします．

　プログラミングの初歩的な練習は，ソースコードも実行結果も文字だけで，単調な作業になりがちです．
　そこで特設記事では，プログラミング学習用としても有名なMinecraftを操作しながら，実践的にPythonに慣れていけるように構成しました．

　Minecraftの世界からキャラクタの座標位置を取得して，Minecraftの画面に表示したり，特定の座標にキャラクタを移動させたりするプログラムを作ります．

　PythonはウェブやAI，機械学習，システム・プログラミングまで広い分野で使われている汎用性の高いスクリプト言語です．

　テキスト・ファイルで作られたPythonのソースコードがPython仮想マシンで実行されるまでには，Pythonのインタプリタの中で幾つかの段階に分けて変換が行われます．

　データを人が理解しやすい形式で表現するデータの可視化（Visualization）は，データ解析の成功の鍵を握ると言っても過言ではありません．Matplotlibは，グラフ描画やアニメーション生成，インタラクティブなグラフ・ウィンドウ（グラフの拡大縮小や移動などがマウス操作で可能）などを提供する，Pythonのデータ可視化ライブラリです．

　Pythonは少ないソースコードで機能を実現できるよう設計されたコンピュータ言語です．コンパイル不要な言語であり，スピーディな開発が行えます．プログラムの開発やメンテナンスが容易で，誰が書いてもソースコードが理解しやすく，初めてプログラミングを学ぶ人や，他言語から移行する人でも短期間で習得可能です．

■次号予告

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■見逃しインターフェース

　インターフェース2021年1月号の特集は「Jetson/ラズパイ/PCで自習 Python画像処理100」となります．本特集では，Pythonで画像処理が自習できるように，ハードウェアからソフトウェア，画像処理プログラム/ライブラリまで紹介し，Pythonでの画像処理の基礎編，応用編，実践編を解説します．また，解説した画像処理プログラムは，ダウンロードできます．　さらに，別冊付録としてコンピュータの役立つ情報が掲載された「Interface コンピュータ手帳2021」が付いています．ぜひ，ご活用ください！

■Interface バックナンバー