Interface 2018年9月号『新定番IoTマイコン ESP32大研究』
インターフェース2018年9月号は,Arduino,Raspberry Piに続く第3の定番無線モジュールである「ESP32」を徹底研究します.ESP32はWi-FiとBluetoothを内蔵し,240MHzで動作する高性能プロセッサに加えて,豊富なペリフェラルを持つにも関わらず,700円という安さで手に入ります.IoTを始めるにはぴったりのモジュールです.特集では,ESP32の特徴や電池駆動/IoT/開発環境など,ESP32を使いこなすため実験と研究で包括的に解説します.
IoT,フィジカル・コンピューティング,教育向けマイコン,プロトタイピング・・・などさまざまな切り口で必ず挙げられ,ユーザの注目を浴びているArduinoとRaspberry Piですが,ここに新たに開発者たちの目を引き付ける組み込み系モジュールESP32が登場しました.本稿では,Arduino,Raspberry Pi と比較しながら,ESP32の魅力を語ってみようと思います.
EPS32とは,Wi-Fi とBluetoothを内蔵し,160MHzまたは240MHzプロセッサで動作するSoC(Systemon a Chip)です.ESP32を搭載した無線モジュールは,ESPWROOM-32という型番で販売されています.高性能プロセッサに豊富なペリフェラルを持つのに700円という価格が魅力です.
ESP32を電池で動作させることができれば,完全に自立動作させてセンサなどのデータを無線で送受信できます.IoTなどで用途が広がります.ESP-WROOM-32は,外形が18×25.5×2.8mmと小型です.動作電圧は2.7~3.6Vなので,単3乾電池2本を使って動かす方が多いかもしれません.
本稿では,2つのESP32の間でWi-Fi経由での通信を行う方法について説明します.Wi-Fiのアクセス・ポイントがなくても,ESP32が2つあれば,片方をアクセス・ポイントにして通信できます.家の別の部屋から家電をON/OFFしたり,玄関の開閉を検知してモニタしたりなど,閉じた環境で手軽にIoTを始めることができます.
■次号予告
■まだまだ新刊
インターフェース2018年4月号の特集1では,昨今話題のAIスピーカの仕組みと,自作AIスピーカを解説します.また,特集2は,AIスピーカの礎とも言える音声信号について解説します.さらに,特集3では,IoTやAIで使用するGoogleクラウドを紹介いたします. |
■Interface バックナンバー
AIスピーカの仕組み 音声信号の科学
陸・海・空!ラズパイの限界に挑戦[ムービーDVD付き]
知っ得 世界のAI技術
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人工知能ウルトラ大百科
これから注目のIoT無線 大研究
IoTのための地図・地形・地球 大集合
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ラズパイ実験室 はじめてのIoT 2017
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ラズパイ実験・64ビット・Linux ARM直伝解説
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スポーツに健康に!ウェアラブル人間センサ入門
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