コンテンツコード | DP45401 |
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著者 | 米本 和也 |
発行元 | CQ出版社 |
価格(ライセンス料金) | 3,630円 |
仕様 | 本誌256ページ PDF 約27Mバイト |
発行日 | 2022/05/01 |
更新日 | 2022/04/21 |
制限 | ダウンロード制限: サービス停止まで |
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ライセンス条件 | ●本書は著作物であり,著作権法により保護されています.本書の一部,または全部を著作権者に断りなく,複製または改変し他人に譲渡すること,インターネットなどに公開することは法律により固く禁止されています.違反した場合は,民事上の制裁および刑事罰の対象となることがあります. ●本書は,CQ出版社から出版された,2022年5月1日発行の同タイトルの雑誌・書籍をPDFファイルとしたものです.電子版制作の都合上,オリジナルの書籍と比べて,一部の書体や線の太さ・種類が変更になっている場合があります.また,電子版という性格から,オリジナルの書籍と同一のプリント品質は保証できません.ご了承ください. ●予告なく,本サービス(Tech Village 書庫&販売)を一時休止または終了することがあります.サービス休止時やサービス終了後は,本コンテンツをダウンロードまたは閲覧できなくなります. |
解説
※ 本コンテンツは,2022年4月20日発売の『CCD/CMOSイメージセンサの性能と測定評価』をPDFファイルとしたものです
イメージセンサは,身近なところではスマートフォンからディジタル・カメラ,車載カメラ,なじみの薄いところでは医療用内視鏡カメラや衛星天文カメラ,工業計測まで幅広く使われるようになりました.
それぞれの分野に適したイメージセンサは,小型/高精細であったり,高感度/高画質だったり,高速だったり,可視光から近赤外光へ波長範囲も広がり,さまざまです.映像や写真で捉える目的のカメラに限ったとしても,イメージセンサの性能がどんな要素で,それがどのように表現され,それをどんな手段で評価するかを体系的に記述した書籍や論文が少ないようです.
本書はそのような現状を顧みて,イメージセンサの性能とその評価について普遍的な技術として基礎から学ぶのに適した書とすることを目標としました.従って,イメージセンサの性能がどのようなメカニズムで決まるか,またその性能をどのように測定評価すれば正しく意味のある結果が得られるかという2つの視点で,なるべく実践に沿うように解説するよう心がけました.特に評価手法については,標準化の元となるべく意識して執筆しました.(著者)
詳細な内容はこちら
目次
性能の示す本質とその測定評価の基準について第1章 性能とその評価の詳細を学ぶ前に
1-1 性能をくくる4つの分解能
1-2 評価の意味
1-3 性能を示す数値の単位と最小/最大/代表値
表に出ない性能かつ測定評価の入り口
第2章 変換効率
2-1 変換効率の詳細
2-2 変換効率を求める原理
感度がどのように表現されるのか多面的に理解する
第3章 感度
3-1 感度はどこでどのように決まるか
3-2 さまざまな感度基準
3-3 分光量子効率
3-4 感度F 値依存性,像高依存性
3-5 測定方法
ダイナミック・レンジを決定づける飽和電子数のメカニズムと性質を学ぶ
第4章 飽和電子数
4-1 飽和電子数はどこでどのように決まるのか
4-2 飽和電子数の定義
4-3 ダイナミック・レンジ,ISO感度
4-4 飽和電子数の測定方法
ノイズの多様性,大小関係,視覚的印象から振る舞いを解き明かす
第5章 ノイズ
5-1 分類と大小関係
5-2 固定パターン・ノイズ
5-3 ランダム・ノイズ
5-4 そのほかのノイズ
5-5 各種ノイズの測定方法
3大性能以外の数ある性能項目もイメージセンサの品質を支配している
第6章 さまざまな性能項目
6-1 分光感度特性
6-2 光学的特性
6-3 電気的特性
イメージセンサの性能を本質的に理解する上で欠かせない基礎知識
Appendix 知っておきたいこと
1. 光の強さに関すること
2. 光のスペクトルに関係すること
3. 光ショット・ノイズのポアソン分布と一般的なランダム・ノイズの正規分布
4. ランダム・ノイズのノイズ・パワー・スペクトル密度とノイズ電圧
5. ランダム・ノイズを含む信号の加減算
6. ISO感度の定義について(CIPAの標準出力感度SOS)
7. EV値とISO感度
8. 色空間の変換
9. 色差
10. 物理定数と単位