コンテンツコード | DPMSP201904_TRSPNo.146 |
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著者 | トランジスタ技術SPECIAL編集部 |
発行元 | CQ出版社 |
価格(ライセンス料金) | 2,970円 |
仕様 | 本誌240ページ PDF 約54Mバイト |
発行日 | 2019/04/01 |
更新日 | 2019/07/01 |
制限 | ダウンロード制限: サービス停止まで |
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ライセンス条件 | ●本書は著作物であり,著作権法により保護されています.本書の一部,または全部を著作権者に断りなく,複製または改変し他人に譲渡すること,インターネットなどに公開することは法律により固く禁止されています.違反した場合は,民事上の制裁および刑事罰の対象となることがあります. ●本書は,CQ出版社から出版された,2019年4月1日発行の同タイトルの雑誌・書籍をPDFファイルとしたものです.電子版制作の都合上,オリジナルの書籍と比べて,一部の書体や線の太さ・種類が変更になっている場合があります.また,電子版という性格から,オリジナルの書籍と同一のプリント品質は保証できません.ご了承ください. ●予告なく,本サービス(Tech Village 書庫&販売)を一時休止または終了することがあります.サービス休止時やサービス終了後は,本コンテンツをダウンロードまたは閲覧できなくなります. |
解説
※ 本コンテンツは,2019年3月29日発売の『トランジスタ技術SPECIAL No.146』をPDFファイルとしたものです
SDR(Software Defined Radio)は,μV級の微弱なアナログ信号をA-D変換してコンピュータで処理し,解析するセンシング・マシンです.「ソフトウェアで定義する受信機」という言葉の定義からすると無線機であるべきですが,その汎用性は通信機にとどまりません.脳波の測定や超音波レーダ,広帯域なオーディオ機器など幅広く応用できます.
本書では,2つの製作事例を題材に,SDR機器の内部構成や設計について解説します.
◆製作事例 その1
安価なマイコン・ボード「ラズベリー・パイ」とFPGA(Field Programmable Gate Array)を組み合わせて製作した電波受信機
◆製作事例 その2
FPGAを搭載したUSB接続の信号処理実験基板.ソフトウェアの変更によって各種測定器として使える
従来の無線通信はさまざまな分野の知識を必要とするため習得が大変でしたが,最近は高周波回路のワンチップ化が進み,わずかなICを組み合わせるだけでハードウェアが完成します.一方で,FPGAなどのディジタル信号処理の知識や,ソフトウェア上の処理についての知識が必要となります.本書を通じてSDR機器の設計を追体験することで,SDRについての理解が深まります.
詳細な内容はこちら
目次
Introduction 電波も解読! これからのセンシング計測マシン「SDR」●第1部 【製作事例 その1】マイコン・ボード+FPGAによる電波解読マシン
第1章 ラズベリー・パイと拡張ボードで作るSDRマシン「Piラジオ」
Appendix 1 SDRマシンが高性能である理由
第2章 Piラジオの仕様とハードウェア
第3章 Piレシーバ処理ブロック (1)I/QミキサとA-D変換回路
Appendix 2 無線機の感度や最大入力レベルの検討に欠かせないひずみやS/Nの机上計算
Appendix 3 受信したい周波数の「位相」,「ずれ」,「振幅」を一瞬で言い当てることができるI/Q復調技術
第4章 Piレシーバ処理ブロック (2)CICフィルタ (3)データ出力タイミング調整バッファ
第5章 ラズパイ処理ブロック (4)FIRフィルタ (5)復調 (6)サウンド出力 (7)FFT演算 (8)波形表示
Appendix 4 ソフトウェア無線機「Piラジオ」の七変化ぶり
第6章 Piラジオが雲の動きを速報! リアルタイム気象衛星レシーバ
第7章 Piラジオ×BSアンテナで作るアストロ・サーモ・レシーバ
第8章 アナログ変調/ディジタル変調の基礎と実験
第9章 2つの信号を高周波に乗せるI/Q変調
第10章 疑似ノイズを加えて隠密通信! スペクトラム拡散変調
第11章 送信用ベースバンド信号の帯域を制限するディジタル・フィルタを作る
第12章 送信側+受信側で1人前! Root Raised Cosineフィルタ
第13章 シンボル同期の原理
第14章 動き回るシンボル点を止める位相&周波数制御
第15章 妨害に強い! 広帯域スペクトラム拡散の実験
●第2部 【製作事例 その2】測定器として使える信号処理実験基板
第1章 私が作ったUSB-FPGA信号処理実験基板
第2章 スペクトラム・アナライザを作る(1) 全体構成と前段のアナログ回路
第3章 スペクトラム・アナライザを作る(2) LVDS信号をFPGAに取り込んで周波数変換する
第4章 スペクトラム・アナライザを作る(3) サンプリング周波数を落としてメモリに書き込む
第5章 スペクトラム・アナライザを作る(4) パソコンで窓関数処理とFFT…スペアナ完成
第6章 USBインターフェースの実装
第7章 ネットワーク・アナライザを作る
第8章 信号発生器を作る
第9章 FMアナライザを作る
第10章 SSB信号発生器を作る
第11章 1GHzディジタル・シグナル・アナライザの製作
Appendix 5 ダイレクト・コンバージョン式SDRトランシーバ・キット「mcHF」