コンテンツコード | DPX00036 |
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著者 | 酒井 由夫 |
発行元 | CQ出版社 |
価格(ライセンス料金) | 550円 |
仕様 | A4判 90ページ PDF 約3Mバイト |
発行日 | 2013/06/01 |
更新日 | 2013/05/31 |
制限 | ダウンロード制限: サービス停止まで |
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ライセンス条件 | ●本書は著作物であり,著作権法により保護されています.本書の一部,または全部を著作権者に断りなく,複製または改変し他人に譲渡すること,インターネットなどに公開することは法律により固く禁止されています.違反した場合は,民事上の制裁および刑事罰の対象となることがあります. ●予告なく,本サービス(Tech Village 書庫&販売)を一時休止または終了することがあります.サービス休止時やサービス終了後は,本コンテンツをダウンロードまたは閲覧できなくなります. |
解説
ソフトウェアに対する安全対策の要求は,航空宇宙産業や軍事産業に始まり,医療機器,自動車など,今や多くの電子機器へと広がっている.これらのセーフティ・クリティカル・システムの開発においては,製品が要求される安全レベルを満たしていることを証明するため,システムの検証結果の提出や,適合証明が求められるようになってきている.そのような中で,システムに組み込むOS やプロトコル・スタック,ファイル・システムなどに市販ソフトウェアやオープン・ソース・ソフトウェアが含まれる場合,これらがシステムに危険を及ぼさないことをどのように確認すればよいのだろうか? 本書では,市販ソフトウェアの使用に際して求められるリスク分析や検証作業,市販ソフトウェアの検証記録の作り方について解説する.
※ 本書は,電子・組み込み技術の総合サイト『Tech Village』に掲載された同タイトルの連載記事を再構成したものです.
目次
1.クリティカル・システムを取り巻く環境の変化安全は絶対的な概念ではない
ソフトウェアに関連するリスク
統計重視からプロセス重視,顧客満足重視へ
求められる安全要求に応える,という発想
2.ISO 26262 の適合証明と米国FDA の妥当性確認
ISO 26262 の適合証明は組織やドキュメントを監査したものにすぎない
「安全の証明」には保証が伴う
3.市販ソフトウェアに求められるリスク分析と検証の実態
SOUP(Software of Unknown Provenance)とは
市販ソフトウェアに爆弾が含まれていたら
市販ソフトウェアの信頼性証明に必要な情報
4.市販ソフトウェアの検証(リアルタイムOS を例に)
テストの基本は「明確な仕様」と「漏れのないテスト・ケース」,「予想と結果の
一致」
市販ソフトウェア検証記録の準備
検証記録に必要なこと
リアルタイムOS の検証で考慮するべきこと
性能テストを設計できるのは誰か?
市販ソフトウェア選定基準の変化
5.市販ソフトウェア検証記録の具体例
イー・フォースがリアルタイムOS「μC3/Compact」の検証記録を提供
μC3/Compact の検証記録の概要
Wind River 社もVxWorks の検証記録の提供を開始
検証記録の提供者が増えることを期待
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