コンテンツコード | DP36161 |
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著者 | 桜井 至 |
発行元 | CQ出版社/CQ出版社 |
価格(ライセンス料金) | 3,080円 |
仕様 | B5変型判 174ページ PDF 約4Mバイト |
発行日 | 2013/02/01 |
更新日 | 2013/06/10 |
制限 | ダウンロード制限: サービス停止まで |
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ライセンス条件 | ●本書は著作物であり,著作権法により保護されています.本書の一部,または全部を著作権者に断りなく,複製または改変し他人に譲渡すること,インターネットなどに公開することは法律により固く禁止されています.違反した場合は,民事上の制裁および刑事罰の対象となることがあります. ●本書は,CQ出版社から出版された,2006年11月15日 初版発行の同タイトルの書籍をPDFファイルとしたものです.電子版制作の都合上,オリジナルの書籍と比べて,一部の書体や線の太さ・種類が変更になっている場合があります.また,電子版という性格から,オリジナルの書籍と同一のプリント品質は保証できません.ご了承ください. ●予告なく,本サービス(Tech Village 書庫&販売)を一時休止または終了することがあります.サービス休止時やサービス終了後は,本コンテンツをダウンロードまたは閲覧できなくなります. |
解説
本書は,SoC(System on a Chip)や大規模ASIC(Application Specific Integrated Circuit)の開発を効率化する切り札として注目が集まっているSystemC言語に関する解説書です.SystemCはC++をベースとするシステム・レベル設計言語で,IEEE1666として標準化されています.
本書では,C/C++言語ベースのLSI設計の概念やLSI設計で利用されるSystemC構文を解説し,さらにSystemCの記述例を多数収録しています.また,開発プロジェクトへの適用例が増えているビヘイビア合成(高位合成)ツールの利用を意識した記述を紹介しています.本書は,大規模LSIの開発に携わる設計エンジニアや検証エンジニア,設計マネージャにとって必携の参考書です.
目次
はじめに第1章 SystemCの概要と設計フロー
1-1 SystemCの概要
1-2 基本用語
1-3 モデリング・レベル
1-4 システム設計フロー
1-5 SystemCの特徴と使用メリット
1-6 ビヘイビア合成とは
1-7 本章のまとめ
第2章 導入記述例
2-1 アルゴリズム記述例
2-2 データ型と構造体の定義
2-3 TLM検証
2-4 BCAモデルの作成と検証
2-5 ビヘイビア合成の実行
2-6 モジュラ・インターフェースの作成
2-7 本章のまとめ
第3章 SystemC基本構文
3-1 ファイル構造
3-2 SC_MODULEの定義
3-3 プロセスの定義
3-4 データ型
3-5 信号と変数
3-6 イベントとwait()文
3-7 シミュレーション制御構文
3-8 階層構造
3-9 本章のまとめ
第4章 C++モデリング構文
4-1 演算子
4-2 ループ文
4-3 条件文
4-4 関数
4-5 関数のオーバロード
4-6 関数テンプレート
4-7 構造体
4-8 クラス
4-9 演算子のオーバロード
4-10 テンプレート・クラス
4-11 継承クラス
4-12 ファイル操作
4-13 本章のまとめ
第5章 システム検証とチャネル・モデル
5-1 システム検証
5-2 sc_fifoチャネル
5-3 モジュラ・インターフェース
第6章 ビヘイビア合成
6-1 ビヘイビア合成の基本処理ステップ
6-2 ビヘイビア合成の機能と制御
6-3 ビヘイビア合成可能な記述への変更
6-4 ビヘイビア合成の基本記述スタイル
6-5 ビヘイビア合成したRTLデザインの品質
6-6 本章のまとめ
第7章 ビヘイビア記述例
7-1 FIRフィルタ
7-2 DCT
7-3 ビヘイビア合成可能なFIFO
7-4 本章のまとめ
第8章 SystemCによるRTL記述
8-1 フリップフロップ
8-2 デコーダ
8-3 エンコーダ
8-4 コンパレータ
8-5 カウンタ
8-6 シフト・レジスタ
8-7 ステート・マシン
8-8 波形生成モジュール
8-9 本章のまとめ
付録A SystemCのインストール
A-1 Linuxへのインストール
A-2 Cygwin(Windows)へのインストール
おわりに
参考文献
索引