コンテンツコード | DP36132 |
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著者 | アナログ・デバイセズ株式会社 |
発行元 | CQ出版社 |
価格(ライセンス料金) | 2,640円 |
仕様 | A5判 176ページ PDF 約8Mバイト |
発行日 | 2011/10/01 |
更新日 | 2014/02/17 |
制限 | ダウンロード制限: サービス停止まで |
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ライセンス条件 | ●本書は著作物であり,著作権法により保護されています.本書の一部,または全部を著作権者に断りなく,複製または改変し他人に譲渡すること,インターネットなどに公開することは法律により固く禁止されています.違反した場合は,民事上の制裁および刑事罰の対象となることがあります. ●本書は,CQ出版社から出版された,2009年9月1日 第2版発行の同タイトルの書籍をPDFファイルとしたものです.電子版制作の都合上,オリジナルの書籍と比べて,一部の書体や線の太さ・種類が変更になっている場合があります.また,電子版という性格から,オリジナルの書籍と同一のプリント品質は保証できません.ご了承ください. ●予告なく,本サービス(Tech Village 書庫&販売)を一時休止または終了することがあります.サービス休止時やサービス終了後は,本コンテンツをダウンロードまたは閲覧できなくなります. |
解説
OPアンプ(演算増幅器)は,現在ではあらゆるアナログ信号処理の場面で利用されています.これほど一般化され,多種類にわたる製品が送り出されているアナログICは他に類を見ません.
本書は,OPアンプをはじめとする各種高精度アナログICのメーカとして著名な米国アナログ・デバイセズ社が発行した“Op Amp Applications”のChapter5を翻訳したものです.
本書では,アクティブ・フィルタ回路へのOPアンプの応用を取り上げています.ローパス,ハイパス,バンドパスなどの各種フィルタの伝達関数,時間領域の応答特性について解説したあと,バターワース特性,チェビシェフ特性,ベッセル特性など,代表的なフィルタの応答特性を示します.後半では,各種フィルタの設計方法と具体的な設計事例が紹介されています.同社アプリケーション・エンジニアによる詳細かつ正確な技術情報から,自信をもってOPアンプを使いこなすための実用技術が身につきます.
目次
第1章 イントロダクション第2章 フィルタの伝達関数
2-1 s平面
2-2 f0とQ
●ローパス・フィルタ(lowpass filter;LPF)
●ハイパス・フィルタ(highpass filter;HPF)
●バンドパス・フィルタ(bandpass filter;BPF)
●バンドリジェクト・フィルタ(bandreject filter;BRF)/ノッチ・フィルタ(notch filter)
●オールパス・フィルタ(allpass filter;APF)
2-3 位相の応答特性
●位相非直線性の影響
第3章 時間領域の応答特性
3-1 インパルス応答
3-2 ステップ応答
第4章 代表的なフィルタの応答特性
4-1 全極型のフィルタ特性
●バターワース特性
●チェビシェフ特性
●ベッセル特性
●等リプル誤差をもつ線形位相フィルタ(ベッセル・フィルタの一種)
●トランジショナル・フィルタ(ベッセルまたはガウシアン・フィルタの一種)
●全極型伝達関数をもつフィルタの比較
4-2 伝達関数にゼロをもつフィルタ特性
●楕円関数フィルタ
●チェビシェフ特性の阻止域をもちながら遅延特性が最大限平坦な楕円関数フィルタ
●逆チェビシェフ・フィルタ
4-3 プロトタイプ・ローパス応答特性の使用方法
第5章 フィルタの特性の変換
5-1 ローパスからハイパスへの変換
5-2 ローパスからバンドパスへの変換
5-3 ローパスからバンドリジェクト(ノッチ)への変換
5-4 ローパスからオールパスへの変換
第6章 各種フィルタの設計方法
6-1 フィルタを実現するための構成要素
●抵抗とコンデンサの組み合わせで実現するシングル・ポール・セクション
●コイルとコンデンサで構成するパッシブ・セクション
●積分回路
●汎用インピーダンス変換器(GIC)
●アクティブ・インダクタ
●周波数依存型負性抵抗(FDNR)
6-2 サレン・キー回路
6-3 多重帰還型フィルタ
6-4 状態変数型フィルタ
6-5 バイクワッド・フィルタ
6-6 デュアルアンプ・バンドパス・フィルタ(DABP)
6-7 ツインT型ノッチ・フィルタ
6-8 バインター・ノッチ・フィルタ
6-9 ボクター・ノッチ・フィルタ
6-10 1-バンドパス型ノッチ・フィルタ
6-11 オールパス・フィルタ
●1次オールパス・フィルタ
●2次オールパス・フィルタ
第7章 フィルタ実装上の問題点
7-1 受動部品(抵抗,コンデンサ,コイル)
7-2 能動素子(OPアンプ)の制約
●入力容量の変化による歪み
第8章 フィルタ設計の具体例
8-1 アンチエイリアス・フィルタ
●フィルタ次数の決定
●パッシブ・フィルタによる実現例
●サレン・キー型による実現例
●多重帰還型による実現例
●状態変数型による実現例
●FDNR型フィルタによる実現例
●素子の値とフィルタ特性
8-2 フィルタの変換
●ハイパス・フィルタへの変換例
●バンドパス・フィルタへの変換例
●バンドリジェクト・フィルタへの変換例
8-3 音楽CD用再構成フィルタ
8-4 ディジタル制御が可能な状態変数型フィルタ
8-5 60Hzノッチ・フィルタ
本書の参考文献
索引