コンテンツコード | DP14862 |
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著者 | 高田 継男 |
発行元 | CQ出版社 |
価格(ライセンス料金) | 2,200円 |
仕様 | B5変型判 135ページ PDF 約47Mバイト |
発行日 | 2011/07/12 |
更新日 | 2011/12/01 |
制限 | ダウンロード制限: サービス停止まで |
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ライセンス条件 | ●本書は著作物であり,著作権法により保護されています.本書の一部,または全部を著作権者に断りなく,複製または改変し他人に譲渡すること,インターネットなどに公開することは法律により固く禁止されています.違反した場合は,民事上の制裁および刑事罰の対象となることがあります. ●本書は,CQ出版社から出版された,2005年2月1日 第2版発行の同タイトルの書籍をPDFファイルとしたものです.電子版制作の都合上,オリジナルの書籍と比べて,一部の書体や線の太さ・種類が変更になっている場合があります.また,電子版という性格から,オリジナルの書籍と同一のプリント品質は保証できません.ご了承ください. ●予告なく,本サービス(Tech Village 書庫&販売)を一時休止または終了することがあります.サービス休止時やサービス終了後は,本コンテンツをダウンロードまたは閲覧できなくなります. |
解説
戦後,アマチュア無線が再開され,ぼつぼつメーカ製機器なども見られるようになったころ,筆者はトリオ(株)に入社しました.そこで,初めて設計に携わったのが通信機型受信機9R-59とマルチバンド送信機TX-88Aでした.
いまでもファンが多いこの機器について,当時は語ることのできなかった秘話,回路設計,製品化の過程で遭遇した逸話などを交えて,これらの機器について語っていきます.また,当時使われた真空管も写真などを交えて紹介しています.本書を手にとって「高一中二と807シングル」の頃に戻ってみませんか.
目次
カラー口絵・写真とイラストで見る9R-59とTX-88A第1章 アマチュア無線再開そして9R-59の誕生
アマチュア無線が再開される
無線機器キットが登場する時代
高一中二と807
メーカ製キットやパーツ,アマチュア無線の普及期
念願のトリオへ入社する,1/3の幸運に出会う
上司は雑誌記事の執筆者,どんな新製品を作るべきか,新しい通信型受信機
Qマルチの先進性と限界
繰り返される試作と問題点の洗い出し,出荷開始そしてトリオという商標
キットゆえのユーザからの声
第2章 9R-59の構造と回路構成
前面パネルと操作部位
後面シャーシ
9R-59の特徴
シャーシ上のレイアウト
高周波(RF)増幅回路
RF増幅管
周波数変換(コンバータ)回路,周波数変換の働き
局部発振回路
トラッキング(単一調整)について
Sメータ回路
検波回路,低周波増幅回路,低周波電力増幅回路
電源回路
AVCとMVCについて
ANL(自動雑音制限)回路,9R-59におけるQマルチとVFO
アンテナ・トリマ
バンド・スプレッド
第3章 TX-88A開発秘話
TX-88からTX-88Aへ
なかなか出ないゴーサイン,どうする50MHzのパワー
名案か苦肉の策か,TX-88Aの回路的な特徴
発売される
TX-88Aの付加装置VFO-1
第4章 TX-88Aの構造と回路構成
前面パネルの操作部位
シャーシ後面
TX-88Aのコンセプト,水晶発振回路
緩衝増幅または逓倍回路
終段電力増幅
πマッチ回路
変調器
電源部
第5章 9R-59とTX-88Aに使われた真空管
真空管の働き
直熱型と傍熱型,二極管
三極管
五極管
可変増幅管(リモート・カットオフ管),ビーム出力管
七極管
9R-59とTX-88Aに使われた真空管
(1)6BA6
(2)6BE6
(3)(3)6AV6
(4)6AQ5
(5)6AR5
(6)5Y3
(7)5CG4
(8)12AX7
(9)6BQ5
(10)UY-807
(11)2E26
(12)5U4GB
807ファミリ
第6章 9R-59,TX-88A以前と以降
9R-59,TX-88A以前
以降の機器
後継機,9R-59DとTX-88D
Appendix 古い無線機を元気にする方法 簡単なメインテナンス方法
コラム
・Qマルチとは
・9R-59の付加装置
・トリオ入社の前
・高周波増幅部によるS/Nの改善
・メイン/バリコンとスプレッド・バリコン
・真空管の発振回路
・コイル・パック
・中間周波トランス(IFT)T-11
・Qマルチのサブ・シャーシ
・リッツ線の働き
・50MHzと144MHz受信用クリスタル・コンバータ
・独立の決心
・逓倍回路の仕組み
・電力増幅回路の動作点
・πマッチのインピーダンス
・AM変調回路
・送信機の自作に使われたKX-1
・送信管のアマチュア用最大規格
・807のシールド・ケース
・A電池,B電池,C電池
・2種類あったロゴ・マーク