コンテンツコード | DPMIFZ201511 |
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著者 | FPGAマガジン編集部 |
発行元 | CQ出版社 |
価格(ライセンス料金) | 2,420円 |
仕様 | B5判 144ページ PDF 約37Mバイト |
発行日 | 2015/11/01 |
更新日 | 2015/10/26 |
制限 | ダウンロード制限: サービス停止まで |
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ライセンス条件 | ●本書は著作物であり,著作権法により保護されています.本書の一部,または全部を著作権者に断りなく,複製または改変し他人に譲渡すること,インターネットなどに公開することは法律により固く禁止されています.違反した場合は,民事上の制裁および刑事罰の対象となることがあります. ●本書は,CQ出版社から出版された,2015年11月1日発行の同タイトルの雑誌・書籍をPDFファイルとしたものです.電子版制作の都合上,オリジナルの書籍と比べて,一部の書体や線の太さ・種類が変更になっている場合があります.また,電子版という性格から,オリジナルの書籍と同一のプリント品質は保証できません.ご了承ください. ●予告なく,本サービス(Tech Village 書庫&販売)を一時休止または終了することがあります.サービス休止時やサービス終了後は,本コンテンツをダウンロードまたは閲覧できなくなります. |
解説
※ 本コンテンツは,2015年10月24日発売の『FPGAマガジン No.11』をPDFファイルとしたものです
高位合成ツールは,C言語などツールの対応言語でプログラムを記述すれば,何でもかんでもハードウェアに落とし込んでくれるという夢のツールではありません.より高速な回路が必要だったり,より小さな回路規模で実現したい場合など,HDL(Hardware Description Language)を手作業で記述するRTL(Resister Transfer Level)入力は今後も重要です.
とはいえ,HDLによるディジタル信号処理回路や数値演算回路の開発は非常に大変です.いきなりHDLで書き始めるのではなく,C言語などのプログラミング言語で処理内容を記述し,アルゴリズムを確定してから,それをHDLに変換するのがよいでしょう.本特集では,ディジタル・オーディオのサンプリング周波数の変換を例題に,信号処理回路の設計の流れを具体的に解説します.
まずサンプリング変換アルゴリズムを考え,それをそのままC言語プログラムで記述し,Windows上で動作を確認します.さらにそれを,固定小数点のみで変換できるようにプログラムを修正し,同様にWindows上で動作確認します.
このようにPCやマイコン上で動作させたCプログラムを,高位合成ツールを使ってハードウェア化します.そして最後は,人間が手作業でCからHDLに書き直してRTLを作成します.最後に回路規模や動作周波数などの点から,高位合成ツールによる回路と人手で記述した回路の違いも比較してみます.
目次
●特集 『性能UP! アルゴリズム×手仕上げHDL』【性能重視ならやっぱりHDL手書き!?】
サンプリング周波数を48kHzから44.1kHzにするレート変換器をどのように実現するか?
プロローグ ディジタル信号処理を実現する五つの方法
【PC上でアルゴリズム開発!】
WAVEファイルのサンプリング・レートを48kHzから44.1kHzに変換して性能検証,まずはC言語でやってみる
第1章 サンプリング・レート変換プログラムをWindowsアプリケーションで作る
【マイコンで動かす!】
DSPエンジンを持つ信号処理用マイコンdsPICでサンプリング・レート変換してみる
第2章 C言語のままマイコンでディジタル信号処理するメリットとデメリット
【高位合成を使う!】
Vivado HLSで生成したHDLをFPGAにプログラムしてみる
第3章 高位合成ツールでC言語をHDLに変換する
【高性能な回路をゴリゴリHDL!】
コンパクトで高速なサンプリング・レート変換器の完成!
第4章 C言語ソースを参考にして手作業でHDLを記述する
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