実習で使用する評価ボード マイコンやプロセッサの周辺チップを接続する低速度~中速度のバスとしてポピュラーなI²CバスとSPIバス.これらのバス仕様は1980年代に策定されたものですが,簡単に使えること,大きな柔軟性を持っていること,何よりサポートしているチップが多いことから,現在も多くの機器で使われています.しかしシステムが複雑になり,求められる実装面積が小さくなり,さらにコスト面などの要請から「次世代の」シリアル・バスが策定されました. この「I3C (アイスリーシー)」は,I²Cとの後方互換性を保った次世代バス仕様として作られており,2線式でありながら速度,消費電力,割り込み信号の統合などの様々な改善がされています.携帯向けのセンサ類の接続やPCのDDR5のようなシステムではすでに普及が進んでおり,最新の一般的な組込みシステム向けマイコンやプロセッサでの搭載も進み,注目が集まっています. このセミナではI3Cバスについての概要を解説.I²Cとの互換性や信号の扱いの違いを説明し,さらにNXP社の最新マイコンシリーズ:MCXを搭載した評価ボードFRDM-MCXA153(NXPセミコンダクターズ)を使って,同基板に搭載されたI3Cバス対応の温度センサとマイコンの通信をハンズオンで試してみます. セミナ受講時に使用したFRDM-MCXA153はそのままお持ち帰り頂けます. ●開催日:2025年7月25日(金) 10:00-17:00 1日コース ●受講料:5,000円(ボード付き,税込み) ●会場:東京・巣鴨 CQ出版社 2Fセミナ・ルーム [地図] ●対象聴講者: ・シリアル・インターフェースの仕様(I3C,I²C,SPI)に興味のある方 ・マイコンでのI3C動作を試せるようになりたい方 ・I3Cの仕様と特徴を把握して,自身のシステムに応用したい方 ・NXPの最新マイコン,MCXの開発ツールの使い方をマスターしたい方 ●本セミナの目的: ・デバイス間制御と通信を行うシリアルインターフェース:I²C,SPIの概要おさらいし,それを踏まえてI3Cの特長を把握 ・I3Cの通信を行うコードを書き,マイコン/ペリフェラルの基本的な動作をマスター ●講師:岡野 彰文氏 NXPジャパン株式会社 プリンシパル・フィールド・アプリケーション・エンジニア.半導体アプリケーション分野でオーディオ,マイコン,通信の各分野の製品を歴任.アナログ・デジタルのハードウェア,ソフトウェアのサポートを行っている ●セミナの定員につきまして:本セミナの定員は10名となっております.少人数でしっかり学べる実習セミナです. ●お申込みが多数の場合:お申し込みが多数の場合は抽選とさせていただきます.抽選の結果につきましては,7月14日までにメールにてご連絡いたします.当選の方へは,受講料の支払い方法についても合わせてご案内します. ▼落選した場合はオンラインで受講可能:落選の方には,本セミナをオンライン(Zoom)で受講できる「オンライン参加チケット」をもれなく無料で配布します.セミナのオンライン受講,および講師への質疑応答が可能です(ボードは付きません).参加方法などの詳細は,抽選結果のメールにてご案内します. ●個人情報の取り扱いに関して 個人情報を含むアンケート内容は,CQ出版社の個人情報の取り扱い方針のもと,弊社の取り扱い製品の紹介などのご案内および,弊社媒体に関する貴重なデータとして活用させていただきます. また,個人情報を含むアンケート内容はアヴネット株式会社及びNXP社に提供し,NXPのビジネス・パートナー(本イベントのスポンサーまたは共同開催者,NXPの販売代理店等)ならびにこれらのビジネス・パートナーの関連会社および販売代理店等との間で,(1) NXPおよびビジネス・パートナーの製品/サービスに関する技術情報その他の情報の提供をはじめとするこれらの製品/サービスの販売促進活動および営業活動、,(2) NXPおよびビジネス・パートナーに関係するイベント・セミナに関する案内の送付,ならびに(1)および(2)に関連するその他の活動を行う目的のために共同して利用されます. (参考) ・アヴネット株式会社のプライバシーポリシーについて ・NXP社のプライバシーポリシーについて 本質問の内容は,セミナ・カリキュラムの充実のために活用させて頂きます.
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