Interface 2018年4月号『AIスピーカの仕組み/音声信号の科学』
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インターフェース 4月号の特集1では,昨今話題のAIスピーカの仕組みと,自作AIスピーカを解説します.また,特集2は,AIスピーカの礎とも言える音声信号について解説します.さらに,特集3では,IoTやAIで使用するGoogleクラウドを紹介いたします.今回も盛りだくさんなインターフェースをお楽しみください.
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2014年の11月にアマゾンがAmazon Echoと呼ぶAIアシスタント付きのタワー型のWi-Fiスピーカを発表しました.そのスピーカにはAlexaというAIアシスタントが搭載されており,ディープ・ラーニングを応用して高めた「音声認識精度」と「会話能力」から,AIスピーカまたはスマート・スピーカと呼ばれ,注目されるようになりました.当時はアップルのSiriや, グーグルのGoogle Nowなどがあり,大手しか開発に携われない印象でした.
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ここではスマート・スピーカに使われている基礎技術について解説します.おおまかに言ってしまえば,
ステップ1・・・人が話した言葉をテキストに変換
ステップ2・・・自然言語処理によって要求を理解
ステップ3・・・要求を処理した結果を音声で返す
という流れになります.
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世間ではアマゾンのAlexaを搭載したスピーカAmazon Echoが注目を集めています.また,家電機器が「Alexa」から操作できるようになったというニュースもあります.Alexa Serviceはアマゾンの音声認識サービスの総称です.Alexa Serviceには大きく2つのフレームワークがあります.
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グーグルのスマート・スピーカ端末をGoogle Homeといいます.このスマート・スピーカを実現するために以下を公開しています.
1,デバイス側で動作するGoogle Assistant SDK
2,アプリケーション側のフレームワークとしてActions on Google
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アマゾンのSkillと同じように,Google AssistantにはActionがあります.本章ではActionの作り方を解説します.これでMy装置を音声で操作できるようになります.ここではラズベリー・パイを用いて,赤外線を使って家電の操作を行います.赤外線での家電操作には前章のラズベリー・パイ環境に追加で,赤外線送信モジュールが,さらにコードを学習させる場合は受信モジュールが必要となります.
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現在では,コンピュータを使ったサウンド信号のリアルタイム処理は,身近なところでも盛んに使われています.例えば,携帯電話で音声のやり取りをする場合でも,音声というサウンド信号の処理が欠かせません.最近話題のスマート・スピーカ(AIスピーカとも呼ばれる)でも音声信号処理が行われています.
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アマゾンやマイクロソフトなど,数多くのクラウド・ベンダが,IoT向けのクラウド・サービスを提供し始めています.その中で,ここで紹介する「Google Cloud」は,グーグルが提供するクラウド・サービスです.
クラウドのトップ企業であるグーグルが,世界中に展開する強力なインフラや,集めてきた膨大なデータを使って作成されたAIサービスを,ユーザが簡単に利用できます.
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