レビュー一覧
[ 12件のレビューがあります。 ]
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PLL回路の設計と応用【PDF版】
技術のトレンドとしてはやはり完全デジタルPLLなのでしょうが、アナログ視点でPLLを勉強し直してみるのは重要だと思います。本書はオーディオ~VHF用途という異なる周波数レンジを想定したPLL設計を対象としています。ループ・フィルタの解説に多くのページを割くのはアナログPLLのお約束という所でしょう。多くの具体例&シミュレーションを引用しフィルタ設計を検証するのにちょうど良い内容です。トレードオフの検討を楽しむには最適かも。続いて位相雑音の話に踏み込むのであれば、別シリーズの「高周波PLL回路のしくみと設計法」をおすすめします。
[2012/06/26][アナログ屋さん][東京都]
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パワー・デバイスIGBT活用の基礎と実際【PDF版】
エネルギー利用の効率化論議も賑やかな昨今、パワー・エレ製品を開発する立場に立った方に『IGBTとは何ぞや?』を効率よく解説してくれる導入書だと思います.半導体各社発行のアプリケーション・ノートへの橋渡し役として参考になるでしょう.
実務に際しては、勿論これだけでは不足ですが、それ以上に、IGBTモジュールの性能向上、複数の保護機能を盛り込んだゲートドライバ、AD変換を組み込んだアイソレーション・アンプ、等々が続々登場し、本書が2011年4月初版発行である事を思えば、本分野への注目度の高さ&技術革新の早さを強く感じます.
[2012/06/21][アナログ屋さん][東京都]
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実用HDLサンプル記述集【PDF版+サンプル・ファイル】
本書の原本(紙の書籍)が品切れになったとき、あるOA機器メーカから問い合わせがありました。この会社のFPGA・ASIC開発部署では、本書を毎年の新人教育のテキストとして使っているそうです。Verilog HDLやVHDLの教科書をひととおり読んだその次に取り組むのにちょうどよい本です。Verilog HDLとVHDLの両方に対応しているのも、記述を対比できて便利です。
[2012/06/18][Tech Village店長][東京都]
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電源回路設計2009【PDF版】
現在のスイッチング電源で主流となった制御技術と、各種要素技術を網羅している
現在のスイッチング電源は変換効率90%以上が実現され、かつノイズ低減も進化しています。本書では、それらの要素技術である部品(MOSFET、コンデンサ)の進化、および力率改善制御、共振・擬似共振スイッチングを具体的な応用回路を用いて解説しています。電源技術の全般を俯瞰するには都合の良い書籍かと想います。また、今後益々増えるであろうデジタル制御と相まって、更なる最適化制御が登場するのではないかと『デイジタル制御電源の試み』を読みつつ、想像を膨らませております。
[2012/06/07][アナログ屋さん][東京都]
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OPアンプ活用 成功のかぎ【PDF版】
プロが読んでも役に立つオペアンプの本というと、ディジタル回路が主流になる前に書かれたものが多く、高度なアナログ回路への応用などが記述されているが、現在の用途とはマッチしていないと思う。本書は、そういう意味で現在の電子回路に適したオペアンプの使い方が書かれている。ただし、アナログ回路について詳しくない読者にとっては、少し敷居が高いかもしれない。そういう読者には、オペアンプは二つの入力を常に等しくするように働くデバイスだということさえ理解していれば、本書を読み進められるとアドバイスしたい。
[2011/07/06][三つ星][神奈川県]